現役歯科衛生士が教えるマウスピース矯正とワイヤー矯正の違いとは!?

インビザライン

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い

マウスピース矯正は、歯形を取って、現在の歯並びの状態から、少しずつ理想の歯並びの状態に形が変化していくマウスピースをいくつか作成します。

マウスピースを2週間ごとに装着してもらいます。

最初は形の合わないマウスピースを装着することになるので違和感が伴います。

状況にもよりますが、一度にいくつかのマウスピースを患者様にお渡しできるので、通院回数も1~3か月に1回程度です。

もちろん、歯を動かすわけですから、一日ののほとんどをマウスピースを装着した状態で過ごす必要があります。

お食事中と歯を磨いている時以外は、マウスピースを装着しているイメージです。

なかなか大変・・・思うかもしれませんが、中には食生活が整って、ダイエットに成功した方もいます。

見た目でマウスピースを装着していることはほとんど分かりませんので、周りの方に気付かれることはほとんどありません。

インビザライン矯正は自分で歯を動かす治療

2週間同じマウスピースを装着し、十分に歯が移動してきたら、次のマウスピースに取り換えて行きます。

こうやって、マウスピースで少しずつ歯を動かしていきます。

マウスピース矯正は矯正装置であるマウスピースを患者様ご自身で装着していくので、装着するのを忘れてしまったり、外食などで長時間装着できないと、なかなか歯が動かないので、矯正治療が進みません。

マウスピース矯正は患者様が自分で歯を動かしていく治療になります。

ワイヤー矯正は、歯に直接ブラケットという金属を接着剤で貼り付けて、そこにワイヤーを通していきます。

ブラケットの位置や、 ワイヤーの力で歯を動かすので、月に1回は通院する必要があります。

お口の中の矯正装置を毎月調整していきます。

1か月で歯を動かす量をワイヤーで締めていくので、通院した直後はある程度の痛みが伴います。

インビザラインの場合は、2週間でマウスピースを交換していくので1回で歯を動かす量が少ないため、痛みが少ないです。

歯磨きがしやすく虫歯になりにくい

歯にブラケットとワイヤーが貼り付いているので、お食事中に食べ物が詰まります。

食後や就寝前に念入りに、色々な道具を使って歯磨きをする必要があります。

歯磨きが難しいので、ワイヤー矯正が終了して装置を外したら、虫歯ができてしまうケースも残念ながらあります。

インビザライン矯正はマウスピースを外して歯磨きができるので、ワイヤー矯正と比べると歯磨きがしやすいです。