マウスピース矯正「インビザライン」は抜歯をする!?しない!?

インビザライン

歯列矯正の無料相談に行った際に歯科医師から「抜歯して歯が移動するスペースを作りましょう」と言われて、健康な歯を抜くことに抵抗があって歯並びを治すのを泣く泣く止めた方からお話を聞いたことがあります。

インビザライン矯正では抜歯をするのでしょうか?

結論から書くと、抜歯をするケースはあります。

ただインビザラインの場合は、抜歯の代わりにIPR(アイピーアール)「ディスキング」という方法があります。

ディスキングはスライシングとも言います。

歯と歯の間をやすりのようなもので削っていきます。

電動か手動かは歯科医師によって違います。

抜歯して歯1本分の隙間を作るか、複数個所を少しずる削って隙間を作るかの違いです。

抜歯に抵抗がある方にはおススメです。

矯正治療ではマウスピース矯正に限らず、一般的に行われる歯の幅を小さくするために行う処置のことです。

歯の表面の硬い組織であるエナメル質を削り、歯のサイズを小さくします。

エナメル質だけを削るので、歯の健康には問題ありません。

エナメル質の厚さは約1~2mmあります。

IPR「ディスキング」で削るのは約0.3mmでエナメル質の厚みのわずか3分の1以下です。

IPR「ディスキング」をしたことで虫歯になったり、歯がボロボロになったという研究はありません。

逆にディスキングされた歯の方が再石灰化され、むしろ虫歯になりにくいという研究もあります。